ニュースリリース
CSR・環境・社会活動
マツダ、広島-東海地区間のグリーン物流システムを構築
−新デザインの専用コンテナによる鉄道往復輸送を開始−
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、マツダミルクランシステム※1による調達部品の集荷・輸送効率向上とサービスパーツ出荷の鉄道利用を核とした広島-東海地区間のグリーン物流システムを構築し、本日より新デザインの専用コンテナによる鉄道往復輸送を開始した。なお今回の取組みにより同区間の輸送にかかるエネルギーを年間で27%削減することを目指している。
マツダは広島-東海地区間のグリーン物流システムの一環として2006年4月から、三重・静岡・岐阜県の取引先を対象としたマツダミルクランシステム※1を順次展開し、同時に広島までトラック輸送をしていた一部の調達部品について、鉄道輸送へ変更した。またサービスパーツについても2006年4月から広島-名古屋間の鉄道輸送を開始している。
今回新たに愛知県下の取引先を対象に鉄道を利用したマツダミルクランシステムを展開するにあたり、マツダ専用コンテナを導入し、同コンテナによる広島貨物ターミナル-名古屋貨物ターミナル間の調達部品とサービスパーツの鉄道往復輸送を開始した。なお、本日より導入した専用コンテナは、全長が31フィート※2あり、コンテナ側面にマツダのブランドシンボルとコーポレートマークを採用したデザインとしている。
今回の広島-東海地区間のグリーン物流の取組みは、物流の環境負荷低減を推進する「グリーン物流パートナーシップ会議」※3の普及事業として、経済産業省、国土交通省の認定を受け、NEDO技術開発機構※4のエネルギー使用合理化事業者支援事業として補助金の交付が決定している。また、この普及事業の数値目標として、輸送エネルギー削減率27%を掲げている。なお、マツダの他に日本通運株式会社、マロックス株式会社、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)が、今回のグリーン物流の事業者となっている。
マツダの山木勝治取締役専務執行役員(生産・物流担当)は「物流における環境負荷を可能な限り低減するために、マツダはモーダルシフト※5やミルクランシステム等による輸送効率化をはかり、CO2排出量削減に努めていく」と述べた。
マツダは、今後も社会に貢献する企業として、環境保全、安全等の技術開発と共に、物流領域に関しても、環境に配慮した輸送システムづくりに努めていく。
|